サービスや相談を受ける前に自分のこどもに発達の遅れがあるのか、事前に確認できるようなチェックシートみたいなものはありますか?

親子健康手帳(母子手帳)に年齢に応じた発達の項目が出ていますが、こどもの発達には幅や個性があり、本当に遅れなのか判断が難しい場合もあります。インターネット上にもいろんなチェックシートがあると思いますが、正確なものばかりではありません。また、自分一人で確認していると、必要以上に不安になってしまうことがあるでしょう。おうちの中の様子だけでなく、通っている保育所の先生に様子を確認することも参考になるかもしれません。発達が気になる場合は、(かかりつけの)小児科の先生やお住まいの市町村の乳幼児健診・発達相談で相談することをお勧めします。きゃんメディカルプラザにある発達クリニックCanでもこどもの発達の診療や相談を行っています。

児童発達支援センターとは?

児童発達支援センターとは、発達や行動に課題のある子たちに専門的で少人数の「療育」を行う「児童発達支援事業所」の1種です。 子どもたちに直接療育を行う「児童発達支援」、地域の保育所や学校に訪問する「保育所等訪問支援」、およびこども発達に関する相談を行うこととされています。 地域の児童発達支援の中核として、ほかの児童発達支援事業所(いわゆる“児童デイ”)と連携を行うことなども求められています。現在では、各市町村に一つは設置されることとなっています。

児童発達支援センター、親子通園はうるま市以外も対象でしょうか?

児童発達支援センターではうるま市内外を問わず利用できます。主に中部圏域の方を受け入れていますが、遠方からの利用もご相談ください。 親子通園はうるま市に在住している受給者証を持っていない未就学の親子が対象です。

発達の遅れとは具体的にどういうこと?

発達の遅れは、一人座りや歩くのが遅いといった「運動発達の遅れ」や初語の遅れや会話が続かないなどの「言葉の遅れ」がわかりやすいですが、ほかにも、集団行動についていくのが難しい、着替えや排せつなどの身辺自立が遅れていることも含まれます。 また、集団保育に通うようになって、ほかの子とうまく遊べなかったり、集団行動が苦手だったりするなどの社会性の課題が明らかになることもあります。背景としては、知能の発達の遅れやコミュニケーションの苦手さ、身体的な問題があることもありますので、心配な場合は自治体が行う発達相談などに相談してみるとよいと思います。

療育とは?

発達や行動面で気になる点がある子どもに対して、発達を促したり、問題となる行動を減らしたりするために、本人の特徴に合わせた専門的で、比較的少人数の直接的なかかわりのことをいいます。 療育は市町村立の施設や、医療機能を併せ持った施設、あるいは「児童発達支援事業所」で行われます。児童発達支援事業所のうち、未就学児が通うものが児童発達支援、就学時が通うものを放課後等デイサービスといいます。

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